イングランド(世界ランク5位)がスコットランド(同7位)との開幕戦を落とした。

22年12月に元日本代表ヘッドコーチ(HC)でもあるエディー・ジョーンズHC(現オーストラリアHC)を解任。元日本代表FWコーチのスティーブ・ボーズウィック新HCが指揮して臨んだテストマッチ初戦は、本拠地トゥイッケナムで白星をつかめなかった。CTBオーウェン・ファレル主将は「ここから学んでいきたい。これから強くなっていく」と振り返った。

一進一退の攻防が続いた。前半は13-12とリードで折り返し、主導権を握りながら試合を進めた。だが、1点リードの後半35分、大きく展開されると大外でボールを受けた相手WTBファンデルメルバの突進を止められず、逆転トライを献上。最終盤は相手陣でチャンスを作ったが、勝利を引き寄せるトライは遠かった。

イングランドは9月開幕のW杯フランス大会1次リーグで日本(同10位)と対戦。次節はイタリア(同12位)を迎え撃ち、スコットランドはホームでのウェールズ(同9位)戦に臨む。