先月、シニアの4大陸選手権(米コロラドスプリングズ)で史上最年少優勝を果たした三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が85・11点で首位発進した。
ジュニア課題のため4回転ジャンプはなく、まずは冒頭の3回転ループ、トリプルアクセル(3回転半)を決める。演技後半の3回転フリップ-3回転トーループは、今シーズン主戦場のシニアでは跳ばないこともあって着氷が乱れたが、こらえて、まとめた。
フィニッシュ直後は「危ねー!」と叫びながらも笑顔。取材対応中に首位が確定すると「やった。すごいホッとしていて、シニア課題より緊張しました。ジュニア構成で首位に立てるとは思っていなかったので。3-3(2連続ジャンプ)ヘタだし、70点そこそこでフリー最終(組)に残れるくらいにして、巻き返そうとイメージしてた感じなので、まさか」と喜んだ。
昨季のこの大会は、痛みを抱えながら出場してSP20位と大失速。総合でも13位に沈み、日本の出場枠を3から2に減らしてしまった。そのリベンジを最大のテーマに、優勝へ。「去年は出遅れて悔しい思いをした。今年は、いいスタートで流れをつくれたので、フリーもできることを尽くしたい」と燃えた。
シニアの覇者としても負けられない。先月の4大陸選手権を歴代で最も若い17歳8カ月で制し、今回はジュニアへ。「多少はプレッシャーですけど『俺はチャンピオンだ』という気持ちでオーラが出るような感じにしたい。(周囲の雰囲気が)まだ『佳生が来た』って感じになってないっぽいんで『チャンピオン三浦のオーラ』を出せるようにしたい」と貫禄の演技を続ける。
4日(日本時間5日)のフリーでは、15年大会の宇野昌磨以来8年ぶり6人目の日本勢Vが懸かる。【木下淳】


