パナソニックがVC長野をストレートで下し、上位4チームによるプレーオフ「ファイナル4」進出に前進した。主将のミドルブロッカー山内晶大(29)、オポジット清水邦広(35)、アウトサイドヒッター大塚達宣(22)ら東京五輪日本代表メンバーが躍動。前節で強豪東レを下して勢いに乗る相手を寄せ付けず、今季19個目の白星を挙げた。

チームのアイコン「黒ヒョウ」ばりに獲物を仕留めた。第1セット(S)は序盤から着実に得点を重ねて危なげなく奪取。第2Sは、必死に食らいつく相手に昨季の最優秀新人、大塚がサービスエースをズドンと決めて振り切った。第3Sも10連続ポイントなどで終始リード。最後は清水のアタックで息の根を止めた。同五輪でフランス代表を五輪初の金メダルに導いたティリ・ロラン監督(59)は「サーブ、レシーブ、ブロック、ディフェンス、どれも素晴らしかった。集中力を最後まで切らさなかった」と絶賛した。

心強い味方がいた。大阪・枚方市を拠点とする同チームにとって、この日は史上初の都内でのホームゲーム開催。それでも会場には、1500人を超えるファンが駆けつけた。大塚は「不思議な感じがしたけどとても楽しかった」と笑顔。現在4位で、リーグ戦は残り7試合。負けられない戦いが続く。【勝部晃多】

▽VC長野・川村監督(19-20シーズンまで監督を務めたパナソニックに完敗)「切り替えて明日頑張ります。それくらいしか言えない。相手のブロックディフェンスがすごく堅かった。そこを崩さないと勝っていくことは厳しい」