前節まで6位のデンソーエアリービーズが、同2位のJTを3-1で破った。

第1セット(S)を25-21で先取。第2Sは19-25で落とし、セットカウント1-1とされた。第3Sは7-13と劣勢の展開だったが、アウトサイドヒッターのネリマン・オズソイ(34)が鋭いアタックで地道にポイントを重ねて25-21で奪い取ると、第4セットも25-19で勝利した。

この日、24得点したオズソイは「いいバレーができてうれしい」とにっこり。

試合中は感情を爆発させ、重要な場面で得点を決めた時には、リベロ福留慧美(25)を抱き上げて喜びを表現した。

「厳しいボールにも質の高いパスでつないでくれた。彼女はポイントできないけど、一緒にとった1点という気持ちでハグした」と優しい笑顔で明かした。

JTとは昨年10月29日、30日に対戦してセットカウント2-3、0-3と2連敗していた。

苦い記憶が残る相手だが、チームに悪い雰囲気はなかった。

辻健志監督(48)は「選手同士の会話も具体的になっていて、成長を感じてた」と、手応えがあったことを明かし「尻上がりのチームを目指してきた。(ファイナルステージに進む)4強に入るのは厳しい勝負になるけど、最後まで力を発揮してほしい」と話した。

次戦は11日、愛知・スカイホール豊田でトヨタ車体クインシーズと対戦する。