14日に閉幕した柔道世界選手権(ドーハ)の日本代表選手団が16日、千葉・成田空港に帰国した。

男女の鈴木桂治監督(42)増地克之監督(52)と選手が取材対応。男子の金メダルは66キロ級の阿部一二三(パーク24)1つだったが、丸山城志郎(ミキハウス)に5連勝で24年パリ五輪へ前進。鈴木監督は「城志郎には酷だが、1位と2位だからこそ差があるのかな。阿部を推薦しない理由がない」と“最速内定”へ、来月下旬にも開かれる強化委員会に推薦する可能性を示した。

増地監督も48キロ級で3連覇の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)と52キロ級で2連覇の阿部詩(パーク24)について「(2番手以下との)差に大きな開きがある」と推薦する見通し。同じく優勝した70キロ級の新添左季(自衛隊)と78キロ超級の素根輝(パーク24)にも「(内定を)出してもらえたら」と強化委に諮る考えを口にした。【木下淳】