12年ロンドン五輪(オリンピック)銅メダリストの鈴木聡美(32=ミキハウス)が、世界選手権の個人種目では自身初の決勝進出を果たした。

女子100メートル平泳ぎ準決勝で1分6秒31で準決勝2組で4着、全体8位で上位8人による25日の決勝進出を決めた。生まれ故郷での大舞台で、競泳人生で大きな結果を残した。入場から大歓声を浴び、両手を挙げて応えた。「もうどこまで行けるかわからない、決勝に残れるかもわからない。とにかく今の自分を出し切ろうという思いで臨みました」。気持ちを泳ぎにぶつけた。

先頭に必死に食らいついてフィニッシュ。電光掲示板で「SUZUKI」の名前を確認した。「1番下に自分の名前が出て。出た瞬間もとてもうれしかったですし、5年ぶりの日本代表として決勝レースに出られるということは本当に光栄だと思います」。歓喜を表すように、両拳で思い切りガッツポーズした。「32歳になった今でもこれだけ応援をもらえるのはありがたい。温かい気持ちになります」と会場の大応援に感謝した。

午前の予選でも、これまでの自身の記録を超えていた。予選4組で1位となったタイムは1分6秒20。09年、高速水着時代にマークした1分6秒32の自己記録を14年ぶりに更新した。フィニッシュ直後は左手を口に当てて、目を丸くした。「会場がドワ~ッと沸いて、自分のことじゃないと思っていました。ようやく(09年当時の)高速水着の自分を超えられた。これまでやってきたことは間違いじゃなかったです」と喜んでいた。

大会前に言った。「5年ぶりの代表入りですので、過去オリンピックでメダルを取りましたけども、そうではなく、また改めてチャレンジャーとしての自分を試したいな」。見事に挑戦者として、新たな軌跡を残した。

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