日本大学(日大)アメリカンフットボール部の寮内自室で違法薬物を所持したとして、警視庁に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反(ともに所持)の疑いで3年生部員の北畠成文容疑者(21)が逮捕、送検された事件に関する大学側の会見が8日、東京・千代田区の日大会館(本部)で行われた。
OGの小説家で、昨年7月に就任した林真理子理事長(69)と酒井健夫学長、沢田康広副学長が登壇。中でも沢田氏が、競技スポーツ担当の副学長としてメインで質疑応答を担当した。日大の公式ホームページによると学生・就職も担当する大幹部。日大の法学部を卒業後、大学院の法学研究科博士前期課程を修了している。
つえを突いて登場した会見では「パケ」「ブツ」など専門用語を多用し、寮から見つかった植物片に関しても「植物細片」と徹底するなど、存在感が際だっていた。現在は日大法学部の教授を務めるが、前職は検事。東京地方検察庁総務部の副部長、宇都宮地方検察庁の次席検事を歴任した、いわゆる「ヤメ検」として業界の用語が自然と出たようだ。
SNS上では、この件にかかわらず法曹界への厳しい投稿が珍しくなく、会見を受けて「ふてぶてしい」「受け答えが高飛車」「態度がデカい」の声も。一方で「素人じゃないと思ったけど、やっぱり」「怒ってる」「疲れてるだろうね。言っていい事悪い事、やっていいことダメなことの線引きは出来てそう。法に触れるから。それが隠蔽(いんぺい)と言われてしまうのは厳しいね」と擁護する声もあった。
酒井学長は日大の農獣医学部(現生物資源科学部)獣医学科の卒業。東大医科学研究所、厚生省、台糖ファイザー株式会社薬理研究所を経て、農獣医学部の専任講師、助教授、教授を歴任。08年から11年まで総長を務め、田中英寿前理事長から林理事長体制となった昨年7月、現職に担ぎ上げられていた。


