シニア2季目を迎えている大島光翔(20=明治大)はショートプログラム(SP)5位から、フリーは116・72点、合計189・31点で大会を終えた。

「スーパーマリオ」を題材にしたSPから打って変わり、演目は王道の「ムーランルージュ」。スローテンポから中盤以降はアップテンポに変わる手法をこらした。冒頭の3回転ルッツ、トリプルアクセル(3回転半)は危なげなく決めたが、続く3回転半が1回転になると、その後のジャンプでもミスが出た。演技は悔しそうに少し顔をしかめた。

初戦となった8月のげんさんサマーカップでは思うような演技ができずに「ペース配分を間違えてしまって。後半は足も上半身も動かなくなってしまった。体力面だけじゃなくてメンタル面の落ち度もある。自分の力不足を感じました」と反省していた。