フィギュアスケートの元全日本女王、紀平梨花(21=トヨタ自動車)が今季の全休を決めた。

29日にX(旧ツイッター)を更新。「今季スルーの決断をしたので、今年もすこし辛い瞬間もあるだろうけど、できるだけ前向きにがんばろうっと」と書き込んだ。

28日に日本スケート連盟を通じて、10月のグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(バンクーバー)の欠場を発表していた。以前より苦しむ右足距骨の疲労骨折が完治に至っておらず、今月4日には中部選手権の欠場を発表。今季の全日本選手権(12月、長野)出場の可能性がなくなっていた。

Xには「今シーズンはまず、怪我を治す!!こちらが第一。治るかなぁ…早く治るといいな。つぎに、怪我治って追い込み練習が再開できるまで、できる限り筋力や体力、スタイル維持、栄養、睡眠管理。こちらもがんばる。来シーズンに合わせて、全て自分の思い通りに進むといいな…」とも書き込んでいた。26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ、今季は完治を第一に考えていく。