昨季グランプリ(GP)シリーズに出場した本田ルーカス剛史(21=木下アカデミー)が、65・85点でSP6位となった。
キャシー・リード氏振り付けの「Black Betty」を演技。ギターを演奏するかのような振り付けで、ロックな曲を演じきった。
会場を沸かせたが、演技後は悔しげな表情を浮かべた。
「直前まで構成を悩んでいて、かなり(レベルを)下げたのに失敗したのが悔しい」。
トリプルアクセル(3回転半)を2回転半にするなどして転倒は免れたが、納得のいくジャンプをできず顔をしかめた。
今年5月に、清水咲衣(18=木下アカデミー)とペア結成を発表。ペアとシングルの両方の練習を行う毎日に「両立は難しい」としながらも、今季で最後と決めたシングルにも全力で取り組んでいる。
「これまでシングルを戦ってきた中で、技術に注力するあまり表現面がおろそかになったりしていた」。
昨シーズンまでの自分を振り返り「技術も大事ですけど、そこにとらわれず、自分のスケートをアピールできるようなシーズンにしたい」と意気込んだ。
フリーは10月1日に行われる。【竹本穂乃加】