日本代表(世界ランキング5位)がエジプト(同19位)に2-3で逆転負けを喫した。成績は1勝1敗となった。

9月30日のフィンランド戦に続き、2-0の快勝ムードから追い上げられた。アウトサイドヒッター(OH)高橋藍(22)は、前夜の教訓を生かそうと努めていた。初戦ではコミュニケーション不足を課題に挙げたが、「今日はみんなの目を見てコミュニケーションをとることは意識してやっていました」と話した。ただ、重要な局面でミスが生じ、流れを引き寄せられなかった。

「3セット目で追いつく場面で自分たちがミスをして。ああいうミスで、今日の試合は勝ち負けが決まってくる。やっぱりそういうところが重要だと感じました」

わずかなほころびから反撃を許すと、相手の戦術にもなかなか対応できなかった。「相手がハイボールを打ち切って、こちらがディフェンスできない状況が続いていたので、なかなか攻撃のリズムがつくれなかった。自分たちの勢いを持ってくることができなかった」と反省の弁を並べた。

今大会は8カ国総当たりの形式。9日間で7試合が組み込まれており、来夏のパリ五輪出場権が与えられるのは上位2カ国のみとなっている。

手痛い1敗を喫した日本は、負けられない戦いが続く。「明日は1日空くんですけど、そこで気持ちを切り替えて、残りは全試合勝つのが全てかなと思います」と声を振り絞った。

【バレー】日本男子W杯エジプトに逆転負け フルセットにもつれ込み流れ戻せず/詳細