北越が長岡を27-7で破り、19年以来4年ぶりに決勝に進出した。FB中坪太智(3年)が前半13分に先制、22分にチーム2本目と2本連続でトライを奪って勢いをつけた。98年以来の花園へ、開志国際との決勝は28日、新潟市陸上競技場で行われる。
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中坪に迷いはなかった。0-0の前半13分、左オープンから大外でボールをもらうと内に切れ込む。「少し余裕があった」と相手守備を振り切り、ゴール中央に先制トライ。さらに9分後、相手ラインアウトを奪った流れでゴール中央に飛び込む。2本連続のトライでチームを乗せた。
北越は序盤、強みのFWが押し切れなかった。「いつものようにプレッシャーをかけられていなかった。バックスから上げていこうと思った」とFBの中坪が“切り札”になった。小新中ではバスケットボール部に所属。19年のラグビーW杯日本大会を見て、ラグビー挑戦を決めた。小学生の時はサッカーをやっていた。走力には自信がある。増田宇宏監督(34)は「今日は中坪のおかげ」と目を細めた。
中坪らバックス陣に刺激され、後半はFWが持ち味を発揮した。モール、ラックで起点を作って前進。後半15分には自陣からモールで40メートル以上押してトライにつなげた。「後半はモールを取り切ろうと話し合った」。フッカー大橋武生主将(3年)が言うように自分たちの形を取り戻して決勝進出を勝ち取った。
決勝の相手、開志国際には6月の県総体決勝で31-14で勝っている。それでも慢心はない。「相手の攻撃を止めて、堅いプレーでトライを取りたい」。中坪は98年以来、25大会ぶりの花園へ気を引き締めた。【斎藤慎一郎】


