女子は古川学園が聖和学園を3-0で下し、19年連続44度目の優勝を果たした。

1年生の出場が多い中、照井莉子主将(3年)がトスワークとキャプテンシーで引っ張り、「連覇」への挑戦権を手にした。男子は東北が仙台商に3-0で快勝。2年連続32度目の頂点に立った。優勝した両校は、来年1月4日から全日本バレーボール高校選手権(春高バレー、東京)に出場する。

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23大会ぶり4度目の春高日本一から10カ月。古川学園がストレート勝ちで“V19”を達成し、連覇へのスタートラインに立った。長いラリーでは懸命にボールをつなぎ、ポイントは簡単に取らせない。試合開始から主導権を握り続け、1度もリードを許さずに完勝した。照井莉は「目標は連覇。それでも自分たちは全国大会の経験が浅いので、一戦必勝で戦いたい」と、来る全国舞台に気を引き締めた。

20年から4大会連続でセンターコート(準決勝以上)を経験する名門は、1月の全国制覇で主力だった3年生5人が卒業。本年度は全国高校総体16強を経て、この日は1年生が得点源として躍動した。経験不足が心配されるが、渋谷美穂(1年)は「チームが崩れた時もみんなに声をかけてくれて、安心してプレーできた」と先輩の存在に感謝する。岡崎典生監督(54)も「3年生がどれだけ頑張って引っ張ってくれるか。1年生はついていくしかない」と上級生のプレーや姿勢に期待を寄せる。

照井莉にとっては、姉妹で臨む最初で最後の春高となる。妹南(1年)は、スタンドから大きな声援を送り、コートにいる姉は「妹のために頑張ろう」と応えた。若いチームだからこそ、岡崎監督は「経験値を上げたいので、日本で一番最高のセンターコートに。今年経験しておけば来年、再来年にも大きな力になる。何とか準決勝まで頑張りたい」。再び歓喜に浸るため、主将を中心に最善の準備をする。【相沢孔志】

 

○…男子は今夏の全国高校総体8強の強豪東北が、7年連続となった決勝カードでストレート勝ちを収めた。セット(S)カウント2-0の第3S序盤、この日初めてリードを許したが、小林拓磨(3年)の連続ブロックで逆転。全校応援の後押しもあり、勢いそのまま逃げきった。「3年間で初めての経験。応援のおかげで勝てた」と感謝した。2年連続の春高切符をつかみ、坂本アンディ世凪(3年)は「目標は日本一。個人個人のバレーをして、最後はいい形で笑顔で終わりたい」と闘志を燃やした。