フィギュアスケートのGP(グランプリ)ファイナルで銀メダルを獲得した世界王者の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が11日、開催地の北京から羽田空港に帰国した。

連覇は逃したが、「決して悪い気持ちではなく、うれしい気持ちもある。今後このハイレベルな中で戦っていけることに楽しみもあります」と話す表情は明るい。ショートプログラム(SP)で史上初めて4回転半を成功させるなど、ジャンプ技術の高さを前面に初優勝したイリア・マリニン(米国)の存在に「今後、彼がフィギュアスケート界を引っ張っていく存在になるのは間違いない。彼にとってちゃんとライバルでいられるように、僕も最善を尽くしたい」と競争心ものぞかせた。

突出したジャンプ能力は敬意を表する。同時に、「ジャンプはかなわなくても、それ以外の部分でなんとか戦っていけるように試行錯誤しながら、自分たちらしい個性を磨きながら戦っていこうかなって、多分皆さん思ってます」と見通す。自身もジャンプ含めて「自己採点でまだまだできる」という確信もある。

次戦は2連覇で6度目の優勝がかかる全日本選手権(21日開幕、長野)。「海外である世界選手権よりもお客さんがたくさん入って、すごい会場の中で試合をする。また特別緊張する大会だと思っている」とし、「ここで力を発揮するかどうか。このファイナルからあまり期間はないながらも、自分がどのような調整をするのかっていうのが、自分の今後のスケート競技人生にもやっぱり生きてくる試合になる」と見据えた。

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