結成1季目でペア唯一の出場となる「ゆなすみ」こと長岡柚奈(ゆな、18)森口澄士(すみただ、21)組(木下アカデミー)は、フリーで自己ベストを更新する117・57点を記録し、合計173・64点で金メダルを獲得した。

長岡は「ショート、フリーともに自分たちができる最高の演技が出来た」、森口は「今できるマックスができた」と歓喜に浸った。

「Space Table Symphony」を好演した。冒頭で2回転ツイストリフトを決めると、2人そろっての3回転ループ-ダブルアクセル(2回転半)×2の3連続ジャンプも成功。スロー3回転ループやスロー3回転サルコーもGOE(出来栄え点)で加点をつけた。11月のグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯では、ともにGOEマイナスで、課題としてきた技を克服。「練習してきた成果が出た」と言う納得の演技に、2人で両手を取り合って喜んだ。

今年4月のトライアルを経て、5月にペア結成を発表。GPシリーズ初出場を果たしたNHK杯後、話し合いや研究を重ね、信頼関係を深めてきた。また、森口は最下位の8位となった同大会で、「本当に悔しかった」と体力不足を痛感。この3週間、以前シングルで使用していた曲を1日に2度通しで滑るなどして、スタミナの強化を図ってきた。その成果を会心の出来につなげ、「今回は余裕があった気がします」とうなずいた。

今大会は世界王者の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が、木原の腰椎分離症のため欠場。同じ舞台に立つ目標はかなわなかった。「同じ大会に出るためにも、もっと練習してちょっとでも足元に行けるように頑張っていきたい」と長岡。初の全日本で得た自信を胸に、憧れの「りくりゅう先輩」を追い続ける。【勝部晃多】