緑の戦士は最後まであきらめなかった。東地区6位仙台89ERSが、ホームで西地区4位広島に90-87と競り勝ち、連敗を「4」で止めた。阿部諒(28)は両チーム最多24得点、9アシストと躍動。ロースター9人という厳しい状況の中、チーム一丸で“1勝”をもぎ取った。次節は7日、アウェーで群馬と対戦する。
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第3クオーター(Q)終盤にディフェンスが崩れ、13点差に突き放された仙台が、ホームで意地を見せた。リーグ3位の失点数を誇る相手ディフェンスに対し、第4Qは積極的なオフェンス。シュートが決まるごとに声援が大きくなり、残り3分で2点差に追い上げた。そして、阿部が逆転の3点シュート(3P)を成功すると、さらには渡辺翔太(25)の3Pで4点リード。終了間際に1点差とされたが、フリースローで得点を重ねた。
けが人続出により、この日のロースターは9人。連敗を脱出した藤田弘輝ヘッドコーチ(37)は、胸を張って選手をねぎらった。
「選手たちを今日は本当に誇りに思っている。ケガだったり、いろいろな逆境や悔しい負け。一生懸命やっているけど、うまくいかない。そういった中で、下を向かずに自分たちが信じていることを信じ、今日も全力で9人がハードワークしてみんなでつかみ取った勝利なので、選手のみんなに拍手してもらえますか」
「SENDAI GREENデー」で緑色に染まり、4900人を超えた会場に選手をたたえる拍手が響いた。
第4Qに11得点した阿部は「ここで負けると負け癖がつくような感じがした。ファイトして勝って良かった」。チームはこれからアウェー3連戦。限られた人数で戦い抜く。指揮官は「やらなきゃいけない状況に立たされた時に、士気が上がる。ここからけが人も帰ってくるので、同じようなメンタリティーで1試合1試合戦っていければ」。ピンチでも、やることは変わらない。さらなる成長への糧とする。【相沢孔志】


