姉妹で力を合わせて、五輪切符をつかみとる-。パリ五輪世界最終予選(ハンガリー)に臨むバスケットボール女子日本代表メンバーが7日に発表され、馬瓜エブリン(28=デンソー)と馬瓜ステファニー(25=エストゥディアンテス)の姉妹が12人の登録メンバーに名を連ねた。2人そろっての日本代表選出は初めて。トヨタ自動車時代に5季チームメートだった姉妹が、日の丸を背負って再びタッグを組む。世界ランキング9位の日本は今日8日深夜0時半にスペイン(同4位)との初戦を迎える。

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ステファニーは、姉エブリンとの代表入りについて話題が及ぶと、ほほ笑んだ。「(大会に向けて)真面目な話はあまりしていないけれど、2人で一緒にできるのは今回が初めて。『うれしいね』とは、2人で話しています」。オンラインとはいえ、久しぶりに臨んだ日本メディア向けの会見で姉妹共闘を誓った。

ガーナ人の両親を持つ姉妹は幼いころから仲良し。21年東京五輪では、エブリンは5人制で銀メダルを獲得し、ステファニーは3人制で奮闘した。妹が5人制の日本代表に招集されるようになったタイミングで、姉が1年間の充電期間を取得。そのため2人が同じ日本代表チームでプレーするのは今回が初めてとなる。

現在スペインでプレーするステファニーは先月下旬、日本代表が渡欧後に合流。練習試合などを通じて、エブリンらチームメートとの連係を高めた。恩塚亨監督からも「スムーズに対応していて、バスケットIQの高さを感じる」と評価を受けた。

Wリーグのトヨタ自動車時代には2連覇達成に貢献した2人が、コンビ再結成。ステファニーは「2人で切磋琢磨(せっさたくま)。毎日1対1の練習をしながら頑張っています」。姉妹で息を合わせ、日本を3大会連続の五輪へと導く。【奥岡幹浩】

 

○…主将の林は開幕を前に「いよいよ始まる。キャプテンとしてみんなを引っ張りたい」と表情を引き締めた。東京五輪後の恩塚体制では、主将としてチームをまとめてきた。だからこそ、最終予選メンバー12人に残れなかった仲間への思いも強い。今大会に向けて欧州に移動した後、代表候補だった星が左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂する大けがを負った。そのことについて自ら切り出し「離脱したアン(星)の思いをしっかり背負って戦いたい。絶対に五輪切符を手にして、一緒に頑張ってきてよかったと思ってもらいたい」と声を絞り出した。

○…恩塚監督はチームのコンセプトについて「走り勝つシューター軍団」とあらためて表現した。当初は「走り切る」としていたが、「『走り勝つ』という言葉のほうが、行動目標につながる」と説明。ライバルチームに負けない強みとして「速さ」「しつこさ」「チームワーク」を挙げ、「この3点を強みとして最大限に発揮できるチームをつくってきたし、そういう選手を選考した」と語った。

◆パリ五輪女子バスケットボール世界最終予選 21年東京五輪銀メダルで世界ランキング9位の日本は、ハンガリー会場でスペイン(同4位)、地元ハンガリー(同19位)、カナダ(同5位)と対戦。4チーム中上位3位以内に入ればパリ五輪切符を獲得する。男子日本代表は昨夏に沖縄などで開催されたW杯でパリ五輪出場を決めた。