日本(世界ランク2位)が53年ぶりの優勝をあと1歩で逃した。5連覇中だった中国(同1位)と3時間超の大接戦を繰り広げるも、2-3で逆転負け。71年名古屋大会以来の頂点には届かず、5大会連続の銀メダルとなった。

早田ひな(23=日本生命)は「ここまで競った試合ができたことは自分たちの成長」と振り返り、平野美宇(23=木下グループ)は「手応えを感じた。これまでは負けてしょうがないという思いもあったが、こんなに悔しいのは初めて。五輪などで、借りを返せるように」と誓った。

第1試合は初出場で中学3年生の張本美和(15=木下グループ)が世界ランク1位の孫穎莎に0-3でストレート負け。第2試合に登場したエース早田がその逆風を変えた。

同3位の陳夢に対し、第1ゲーム(G)は6-11。それでも第2Gの中盤に4-5から4連続得点を挙げた。強気のフォアハンドで流れを引き寄せ、最後は11-8で奪取。第3Gを11-9、第4Gを14-12で制すと笑顔がはじけた。

勢いは第3試合の平野が加速させた。世界ランク3位の王芸迪と向き合い、バックハンドの攻撃的なチキータなどを効果的に使った。11-8、13-11、12-10とストレートで押し切り、跳びはねて喜んだ。

しかし、第4試合では王者の反撃に遭う。エース早田が2-11、7-11、6-11でストレート負け。地力の差を見せつけられた。

最終第5試合。陳夢と対戦した張本は、第1Gこそ11-4で奪ったが、第2G以降は7-11、8-11、7-11と3ゲーム連続で落とした。金星まであと1歩まで迫ったが、最後は王者の前に屈した。

張本は「先輩方が良い形で回してくれた。5試合目で負けてしまって悔しい。ただただ悔しい気持ちでいっぱい」と涙。取材の前後では、チームメートが笑顔で15歳を励ます姿があった。