男子は本丸中がBOMBERSとの接戦を42-40で制した。13点のリードで迎えた第4クオーター(Q)に40-40で追いつかれたが、最後に突き放した。味方フリースローのこぼれ球を空中で拾った190センチのC藤田羚央(2年)が、リングに押し込み優勝を決めた。女子は新潟清心女中が新津1stに70-55で快勝した。

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どっちが手にしても不思議ではない優勝を、最後に奪い取ったのは本丸中だった。35-22で迎えた第4Q。13点のリードをすべて吐き出し、残り17秒で40-40の同点に追いつかれた。そんなピンチを190センチの藤田が救った。残り1秒3で得たフリースローは味方が2本とも失敗したが、リングからこぼれたボールを奪ってシュートを決めた。優勝を決定づけた値千金のゴール。藤田は「『来た』と思って(リバウンドは)絶対、取ろうと思った。シュートは確実に打った」と冷静に勝利のシーンを振り返った。

激しいディフェンスの応酬で、決勝はロースコアの展開になった。8-9で迎えた第2Qは開始から6分34秒間、相手をノーゴールに抑えて14点を積み上げた。藤田はド迫力のドリブルで走れば、強烈なブロックショット。オールラウンダーの持ち味を見せた。しかし、終盤に猛反撃を受けた。「ハラハラだった」と言う。苦しい状況は、190センチの高さで打開した。

今夏の全中バスケットは新潟開催(長岡市ほか)になる。本丸中は08年の地元全中で初優勝している。渋木政義監督(45)は「子供たちの目標は全中で日本一」と地元開催の全国大会に向け照準をピタリ。藤田の父浩二さんは木崎中時代の96年に全中準優勝のメンバーだった。まだ身長は伸びていると、身長もプレーも伸び盛りの藤田は「父を超えたい」と夏の全中へ、意気込んでいた。【涌井幹雄】

○…新潟清心女中の坂本一文監督(44)は「新潟開催の全中出場のためにも、何とか勝ちたかった」と話した。上位大会につながらない大会だが、すでに全中をターゲットにゲームを組み立てていた。「全国大会では、インサイドはブロックされる」とゴール下に切り込み、外側でノーマークになった選手へのパスを連発。外角のプレーヤーは3点シュートを大量に放った。「3点シュートは全然、来てなかったが70点は合格」と話した坂本監督は「強度の高いディフェンスとシュート力をつけなければいけない」と夏への課題を話していた。