ベルテックス静岡(西地区5位)が、ホームで同7位の愛媛を92-72で下し、今季5度目の2連勝を飾った。Cジョン・ハーラー(24)が、キャリアハイ・タイの28得点、13リバウンドのダブルダブルでチームに貢献した。これで19勝目(敗戦24)。プレーオフ(PO)進出に向けたワイルドカード(WC、2位以内)争いで同2位神戸にゼロ差の3位と大きく前進。次のアウェー戦(来月2、3日)では同地区3位の熊本と対する。

  ◇  ◇  ◇

静岡のハーラーが体を張ってチームをけん引した。第2クオーター(Q)の攻撃で相手に倒されると、会場に詰めかけた史上最多2254人の観客から「ジョン・ハーラー」コール。第3Q残り2分強では相手ゴール下での接触で前歯の隣の差し歯が抜けるアクシデントにも見舞われた。だが屈することなく、体を張り続けた。

リバウンドで1試合平均10・3本とリーグ4位につけるハーラーらが、チームの強みの守備を徹底したことで、得点とリバウンドで同1位に立つ相手大黒柱の198センチPFを封じた。相手エースに許した得点は14点に抑えた。ハーラー自身は「今季やりたいプレーを表現できた。2連勝は喜ばしいこと」と笑顔。奪ったファウルで臨んだ自投8本は、すべてをリングに沈めた。リバウンドに関しては初戦より「いい仕事ができた」とうなずいた。

チームは昨年11月の第9節神戸戦以来、今季4度目の同一カード2連勝を決めた。ハーラーは会場で「一緒にPOに行きましょう」と話し、ファンを喜ばせた。そのPO進出に向けたWC入り争いでは、2位の神戸に肩を並べる3位につけた。ファクンド・ミュラー監督(50)は試合後会見で残り17戦のことに触れ、「今日(25日)よりもっといい試合をしないといけない」と気を引き締めた。【倉橋徹也】