卓球の世界選手権団体戦で5大会連続の銀メダルとなった日本女子と8強だった日本男子代表が26日、都内で帰国会見を開いた。

日本女子(世界ランキング2位)は中国(同1位)との決勝で、エース早田ひな(23=日本生命)、平野美宇(23=木下グループ)が勝利。53年ぶりの世界一まであと1歩に迫ったが、2-3で敗れた。

今大会で注目されたのが、ベンチの伊藤美誠(23=スターツ)が熱心にアドバイスを送る姿。2試合の出場にとどまった中、献身的にサポートに徹した伊藤は「自分がアドバイスをしていて、選手がやってくれたり、私のアドバイスを工夫して試合に入ってくれたり、一致した時や当てはまった時はうれしかったです。初めてコーチや監督の感覚になった。同世代でアドバイスしやすかったというのもあるが、選手の皆さんがベンチで笑いながら安心できる環境をつくれればと思った」と振り返った。

コートで戦っていた早田は「私と美誠は中国人選手に勝つというイメージをより持っている。美誠の要求が本当に『きっついなぁ…』と思うぐらい、ボール1球じゃなく、1本1本のラリーについて言ってくる。そのレベルじゃないと勝てないのは分かっているし、自分も中国人選手に勝った経験があるからこそ理解できる」と回顧。好プレーが出た時には「やるやん、みたいな感じでグーサインもあった」と明かし「今回の日本の雰囲気につながった。本当に美誠らしいアドバイス。受け入れてくれている監督も、監督があったからこそ、私たちが完成されたと思います」と笑顔でうなずいた。