25日に閉幕した卓球の世界選手権団体戦に臨んだ男女日本代表が26日、7月に開幕するパリ五輪での打倒中国勢へ再出発した。開催地の韓国・釜山から帰国し、都内で記者会見。準々決勝で中国に敗れた男子は個人の世界ランク向上を課題とし、約5カ月後の舞台を見据えた。

◇   ◇   ◇  

男子のエース張本智和(20=智和企画)は、五輪への基盤作りに照準を定めた。1次リーグで破った台湾が銅メダルを獲得。対照的に日本は8強止まりで、準々決勝で11連覇した中国との対戦となって敗れた。組み合わせの妙がメダルの行方を左右した側面もあり、「メダルを取れる、取れないは紙一重。五輪までの半年、世界ランク(R)を上げて(パリ五輪には)トップ4シードで臨むことが大事。シードを取れればメダルが取れる」と力を込めた。

16チームが出場する五輪団体戦のシード順の決定方法は現時点で発表されていないが、基本的に個人世界Rの合算値がその土台となる。日本勢では9位張本智に次ぐ23位ながら、この大会はインフルエンザでプレーできなかった戸上隼輔(明大)は「世界Rを1桁台にいけるように頑張りたい」と誓った。

五輪代表の篠塚大登(愛知工大)も初の世界選手権で奮闘。田勢邦史監督は中国を「まだ距離は遠く、大きな山」としつつ「篠塚も(中国の世界R3位)馬龍と初めてやれた。ここを基準に、高いレベルでやっていくことが必要」と伸びしろに期待した。