14年ソチ五輪ラージヒル銀メダリストのレジェンド葛西紀明(51=土屋ホーム)が28日、4季ぶりのW杯海外遠征に向けて、北海道から出発した。海外で行われるW杯は19年12月15日ドイツ・クリンゲンタール大会以来。今回はフィンランド・ラハティ大会(3月1日開幕)から、ノルウェー・オスロ、スロベニア・プラニツァと転戦する。「ジャンプ王国で戦える。いろんな国のお客さんが応援してくれると思うので、その大歓声を聞きたいですね」と笑みをこぼした。

新千歳空港で報道陣の取材に対応した。羽田からトルコ・イスタンブールを経由してフィンランド・ヘルシンキに入る予定。26日に札幌・宮の森ジャンプ競技場で練習し、「いい感じだったので、自分のジャンプができれば、何ポイントか取れるんじゃないかな」。得意とするフライングヒルで行われる最終戦のスロベニア・プラニツァ大会は、過去に2度優勝している。「フライングはイメージをつくりやすいので、戦えるんじゃないか」と展望した。

葛西は2月17、18日に行われたW杯札幌大会2連戦で4季ぶりに本戦進出を果たし、自身が持つギネス世界記録のW杯個人戦出場数を通算571戦に更新。結果は30位、43位で、30位以内に与えられるW杯ポイントを1獲得していた。中村直幹(27=フライングラボラトリー)が腰痛のため遠征を辞退し、繰り上がる形で葛西がメンバー入りした。「代打ですけど、選ばれたからには予選通ってポイント取ってきたいなと思います」と意気込んでいた。