プレーオフ進出圏の4位内を争う直接対決で東京SGが神戸に勝ち、3位を守った。フッカーの堀越康介主将(28)は「お互い負けられない、どちらが勝ちたい気持ちを出せるかという試合に勝てたのはよかった」と振り返った。

日本代表SH流大(31)のチーム100キャップという節目の試合だった。その流が前半11分、鮮やかなキックパスでWTB尾崎晟也(28)のトライを演出した。流は「幼いころから憧れていたチームで100キャップを達成できたのはうれしい。たくさんの祝ってくれる言葉もいただいたが今日は自分の事情は捨ててチームのためにプレーした」と話した。

田中澄憲(きよのり)監督(48)は「プレーオフに向けて大事な試合で、流の100キャップというメモリアルのゲームに勝てたことをうれしく思う」と話し、流について「チームだけでなく日本代表でも経験豊か。チームを落ち着かせてくれる不可欠な選手。まだ31歳。体は過去最高レベルに仕上がっているので、これからより円熟味を増したプレーを見せてくれるはず」と期待した。