昨年11月のGPシリーズNHK杯5位の青木祐奈(22=MFアカデミー)は2位となった。フリーで121・90点とし、合計190・44点。「今回できたことはプラスに捉えて、できなかったところは埋めていけるように練習していきたいです」と振り返った。
冒頭に予定していたルッツ-ループの連続3回転ジャンプは、1本目のルッツで転倒したが、そこから立て直した。2本目以降は3本連続で単発のジャンプを成功。5本目でダブルアクセル(2回転半)-オイラー-3回転フリップの連続ジャンプを降り、6本目ではルッツ-ループの連続3回転を着氷させた。「(1本目は)トーが滑ってしまって、練習でもしたことがないようなミスをして戸惑ってしまったんですけど、後半のルッツにループをつけることは練習でもやっていました」と日々の積み重ねが生きた。
当初は大学ラストイヤーだった昨季限りで引退するつもりだったというが、GPシリーズ初出場を果たす躍進を遂げ、今春の日大卒業前に現役続行を決めた。
新フリー「POPSICAL」は「私のスケート人生の続編」がテーマ。昨季フリーは「私の人生」をテーマに据え、大学3年までの競技人生を滑りに込めたが、今回はそこに昨季以降の復活を重ねる。両手を広げる動作から始まるスタートは、いったん後ろを振り向いてから前へ滑り出していく。「引退を考えたけれど、カムバックしてきたという意味も込めて、最初に振り返る動作をしています。昨年のプログラムは切なさや恋しさも入っていたんですが、今回は明るくいこうかな」と笑顔で意図を説いた。
10月にはGPシリーズ第1戦スケートアメリカ(18~20日)に臨む。「海外のスケートファンにも見ていただける場となるので、自分のスケートを出し切りたいです」と思い描いた。【藤塚大輔】
◆シニア女子の総合順位(上位6人)
〈1〉住吉りをん(198・65点)
〈2〉青木祐奈(190・44点)
〈3〉河辺愛菜(170・10点)
〈4〉樋口新葉(167・52点)
〈5〉江川マリア(166・14点)
〈6〉渡辺倫果(153・07点)


