パリ五輪(オリンピック)射撃混合エアピストルで銀メダルの「無課金おじさん」ことユスフ・ディケチ(51=トルコ)が、緊張への対処法を明かした。

6日、宇都宮市内で特別講習会に臨んだ。強化指定選手へ指導し、質問コーナーも開催。17歳の選手から「大会で緊張した時にいつも通りの気持ちに戻るまでに時間がかかるが、対処法はあるか?」と問われると「緊張がなければこのスポーツをやる意味がない」ときっぱり。

学生の試験に例え「勉強をたくさん努力して、しっかりと準備していれば、気持ちは楽に試験を受けられる」。一方で「もし準備が足りなかったら、もっと苦しい思いをする」。さらに技術を高めればいい結果がにつながり、自然と「自信が高まるとともに、反比例して緊張する心も落ち着いていく」と説いた。

成功の秘訣(ひけつ)は「成功するために努力をして、そして自分の番が来るのを待つ」。自身は08年北京大会で五輪に初出場し、ようやく今夏、初メダルを獲得した。「5回目のオリンピックまで20年かかった」と笑い「時間とともに、自分をコントロールすることが身についていく」と説明した。