自動車のF1のごとく、“超速ラグビー”を進化させようとしている。

ラグビー日本代表(世界ランク14位)のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、65)が7日、都内で会見。静岡県の富士スピードウェイを訪れて視察したレーシングチーム「ハース」からの学びを展開した。

再建中のチームで代表を務める日本人から「F1だと、(チームの)再建には5年かかる」と聞いた指揮官。そこで「我々には5年間はなく、3年間だ」と、自身の2季目を再認識したという。

7月のウェールズとのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ」は1勝1敗。12月に27年W杯の組み合わせ抽選会が控える中、チームは30日にパシフィックネーションズカップ(PNC)のカナダ戦を迎える。秋以降はオーストラリア、ウェールズ、ジョージア、アイルランド。さらにはW杯2連覇中の南アフリカと欧州でのテストマッチも調整が進んでいる。

今後の代表強化について、ジョーンズHCはある日本人の若手ドライバーの話を例に挙げ、説明した。

「彼は富士スピードウェイでずっとドライブしているので慣れている。でも、F1の実際のコースは、24のレースで24の違うコースで行われる。それぞれの状況とか条件にどれだけすぐに適応できるかが強さの秘訣(ひけつ)。我々も同じことが言える」

自信を深めるためには勝敗も重要だが、「テストマッチごとに成長すること」。そう名将が繰り返していたように、異なる環境で迎える格上相手との1戦が良薬となる。【泉光太郎】