世界ランキング4位の日本が、2連覇王者を撃破した。同8位のセルビアと対戦し、3-1で勝利。1次リーグ3戦全勝で、グループ首位での決勝ラウンド(R)進出を決めた。石川真佑主将(25=ノバラ)が、チーム最多19得点。セッター関菜々巳(26=アルシーツィオ)が多彩なトスワークで導いた。銅メダルを獲得した10年大会以来15年ぶりの表彰台を目指す日本。ラウンド16では開催国のタイ(同18位)と対戦する。
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日本の司令塔の関が、世界女王を翻弄(ほんろう)した。石川や和田ら強力なアタッカーだけでなく、ミドルブロッカーを生かした巧みなトスワークで的を絞らせず。相手コートに空間があるのを看破すると、自らツーアタックも決めた。身長171センチと小柄だが、流れを呼び込む3本のブロックにも成功。エース不在ながら大会2連覇中の強豪をはねのけ、「勝ち切れて良かった」と価値ある勝利を喜んだ。
24-25年はイタリアリーグ1部を制したコネリアーノでプレー。2枚替えが中心でプレー時間は多くはなかったが、外国人とのプレーでトスの飛距離が向上。ブレも少なくなり「駆け引きができるようになり、自信が持てるようになった」と手応え。この日も得意とする中央の攻撃がさえたが「もっともっと上げられる。もっともっとできる」とさらなる飛躍を期した。
ラウンド16ではA組2位通過のタイと対戦する。近年、バレーボールの熱が急上昇する同国。完全アウェーが予想されるが「そんな中でもやることは変わらない。日本らしくやっていく」と関。負けたら終わりのトーナメントも、らしさ全開でコート上を駆け回る。


