フィギュアスケート男子で今年3月の世界選手権6位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が、今季初戦に臨んだ。
30日、新潟市・MGC三菱ガス化学アイスアリーナトロフィーに出場。ショートプログラム(SP)84・09点で首位だった。
6月末に行われたアイスショー「ドリーム・オン・アイス」で右足を負傷。ケガの影響で、エントリーしていた今月上旬のサマートロフィー(山梨)、東京夏季選手権(東伏見)と2戦をスキップしていたが、この日は元気な姿を披露した。3回転ループ、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)と全てのジャンプを着氷。8月末までずれ込んだシーズン初戦のSPを終え、「この大会に出られて本当に良かった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
この日、改めてケガの状態について問われると、右足首の骨挫傷で全治約2カ月と診断されていたことを明かした。26年ミラノ・コルティナオリンピック(五輪)を目指す上で「最悪のスタート」。氷には約1カ月前から復帰したが、ジャンプを入れた本格的な練習を再開したのは約2週間前だった。現在も「日によってバラバラ」と筋肉痛のような痛みが断続的に続いており、患部に負担がかかるフリップとルッツはまだ跳べていない状態。ただ、「ショートの演技は前向きになれた」と声を弾ませ、「来週あたりには(ルッツやフリップも)やりたい」と完全復帰へ意欲的に話した。
今後は31日のフリーに出場し、来月11日開幕のチャレンジャーシリーズ(CS)ロンバルディア杯を迎える予定。「ここでプラスにして、ロンバルディアに向けて頑張りたい」と見通していた。【勝部晃多】


