国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が新設した国別対抗戦「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」のボルダーで、日本が「初代王者」に輝いた。

世界初の団体戦で予選を首位通過していた日本が219・60点で頂点に。ワールドカップ(W杯)年間総合2位の中村真緒(25=日新火災)が、決勝では3完登で貢献した。

愛称“まおんぬ”の中村は第1、第2の課題を「一撃」でクリアした後、この大会を象徴する男女ミックス(混合)でも男子と共通のルートを完登し、喜びを爆発させた。

試合後のコメントは次の通り。

「せっかくなら、この大会の特徴的なミックスの課題を女子でも登れるところを見せて、ちょっとでも皆さんに感動して帰っていただけたらなと思っていたので、登れて、すごくうれしいです」

「最後は、やっぱり日本が(得点で)もう優勝してることを結構の方が分かっていたみたいですけど、男子だけじゃなくて、女子もうまさだったり、男子を超えられることもあるところを、ぜひ見ていただきたいと思ったので、それを見せられることができてうれしかったです」

「(W杯の年間総合2位になったシーズンを終え)個人的には上出来かなと思っているんですけれども、年間表彰の時、ここ(1位)に立っている選手を見て悔しいな、って率直に思ったので。来年は1位を目指して、まだまだ頑張れるかなって思います」

大会には日本、韓国、米国、カナダ、イスラエル、オーストラリアの6カ国が参戦。各チーム男女2人ずつ計4人がペアに分かれ、ボルダーでは5課題を登って、合計点で“世界最強国決定戦”の覇権を争った。

◆中村真緒 アジアユース選手権ボルダーで2連覇を含む4年で3度の優勝(15、17、18年)を誇った。シニアでは伸び悩んだものの、今年5月のW杯(米国)で初V。参戦10年目で「諦めが悪いという才能」を発揮した。2000年(平12)生まれ、東京都出身。

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