女子は今季の国スポを制した岡山選抜の中核を担った就実(岡山)が、2年ぶり6度目の優勝に王手を懸けた。大阪国際を3-0のストレートで破った。全国高校総体(インターハイ)を制覇した金蘭会(大阪)は、準決勝で東九州龍谷(大分)に逆転のフルセット勝ち。連覇した19年以来7年ぶりの日本一へ、あと1勝とした。

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就実の攻守の核となったのは、MB比留間美晴だった。伝統のエースナンバー「4」を背負う3年生は、ここ一番で勝負強さを発揮。最高到達点300センチに迫る高さのある強打で両軍最多21得点。守備で組織的なバレーの軸を担い、快勝へ導いた。「絶対にこの勝負を勝ちきってやろうという思いだった」。過去20年で4度の決勝経験がある古豪に、気持ちで負けなかった。

はい上がった1年だった。絶対エース福村心優美(現大阪M)が昨春で卒業。新3年生は4人のみで、西畑美希監督からは「今年はしんどいかなと思った」と憂慮された世代だった。トップ選手は不在でも、監督から「全然ダメ」とダメだしを受けても、くじけなかった。「なかなか美希さんの信用を得ることができなかったけど、諦めずに精いっぱいやった」と比留間。早朝の自主練や筋トレなど地道な努力を重ね、最後の春高で躍動。「一番大事な時期に成果が出た」。昨年福村を擁しながらも超えられなかった4強の壁を打ち破り、辛口の指揮官を「今チームができあがってきているのかも。彼女の頑張りがあってこそ」とうならせた。

決勝の相手は金蘭会。U19日本代表に名を連ねる選手を複数そろえるが、「負けないように強気のプレーをしたい」。なにくそ魂で駆け上がる。【勝部晃多】