24年パリオリンピック(五輪)銅メダルの早田ひな(25=日本生命)が苦悩を打ち明けた。
第1ステージで2連勝を収め、27日の準々決勝進出を早々と決めたが、試合後取材では涙を浮かべた。6大会連続銀メダルだった今月上旬の世界選手権団体戦について「決勝での2点負けは卓球人生の中でも引きずっている」と吐露。その後の期間は「今までの自分ではありえない2週間を過ごした」といい「やりたくないというより、できないという感じ。今でもずっと悔しさがある」と明かした。
早田は中国との決勝で2試合に出場も、ともにストレート負け。世界ランク1位の孫穎莎、同2位の王曼昱に敗れた。55年ぶりの金メダルに届かず「自分でもここまで追い込まれたことはない」と告白。帰国直後の休養期間も、当初は3日の予定だったが、5日に延ばしたという。
あれから2週間。今も「一喜一憂の波がある」と心の整理はついていない。それでも今大会の出場を決めたのは、新たなきっかけをつかむためだ。「これじゃダメだ」と実感した瞬間があったといい「休んでいる間も卓球のことはずっと考えていた。何かきっかけになればいいと思って、この選考会に出ている。それを見つけ出したい」と思いを込めた。
◆アジア選手権への道 10月にウズベキスタンで開催。シングルス代表は最大5枠。今回の国内選考会で優勝すれば、代表決定。有力選手では早田ひな、長崎美柚、平野美宇らが出場。女子はすでに張本美和が内定。最終エントリー14日前の週の世界ランクなども選考項目となる。


