日本卓球協会の馬場美香強化本部長が26日、アジア選手権国内選考会が開催されている埼玉・所沢市民体育館で取材に応じ、急きょ同大会を出場辞退となった女子の橋本帆乃香(デンソー)、麻生麗名(百十四銀行)への協会としての対応について説明した。特別措置について「それはないです」と否定した。
2人は24日(日本時間25日)までナイジェリアで開催された「WTTコンテンダーラゴス」に出場。大会後はすぐに帰国予定だったが、帰国便が大幅に遅延したため、急きょ選考会の出場を辞退することとなった。ともにインスタグラムのストーリーズを更新し、橋本は「フライトの大幅な遅延により辞退せざるを得ない状況となりました」、麻生は「やむを得ず辞退させていただくことになりました」とつづっていた。
この件について、馬場強化本部長は「帰国便の時間が選考会に間に合うようであれば、両方の大会にエントリーすることは問題ない」と事前に通達していたと説明。2人は協会派遣ではなく、自費参加で両大会へのエントリーを決めたという。あらかじめタイトな日程となることは明白だったため、橋本には口頭でも意思確認。帰国便の遅延などで選考会に間に合わない可能性もあると説明した上で「出ます」との返事があったと明かした。
SNSなどでは何らかの救済措置の検討を望む声もあがったが「選考会に出れない可能性があることを承知の上で両方の大会にエントリーしている。残念ではありますが、今回は仕方がないと思います」と語り、特別な対応について否定した。
アジア選手権は10月にウズベキスタンで開催される。シングルス代表は最大5枠。今回の国内選考会で優勝すれば、代表に内定する。選考項目は複数あり、橋本らが代表入りするには最終エントリー14日前を含む週の世界ランクで上位につける必要がある。【藤塚大輔】


