五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、まさかの1次リーグ敗退を喫した。中部電力と対戦し、相手の勝利を認めるコンシードで4-9。通算1勝3敗で1次リーグ上位3チーム入りを逃し、3年ぶり5度目の優勝の夢は早々と絶たれた。

大会第4日で横浜を去る。試合後のスキップ藤沢五月(35)は「実力不足という感じです」と厳しい表情で現実を受け止めた。1-1で迎えた第5エンド(E)、不利な先攻で迎えた終盤に痛恨の3失点。藤沢は自身のラストショットについて「ドローを投げればよかった。ハックに座った時に思ったけど、そのまま投げてしまった」と振り返り、「唯一の反省点」と悔やんだ。

ただ、敗因を1ショットに求めるつもりはなかった。「4試合全てでうまくいかなかった」と総括。今大会は氷の状態への対応に苦しみ、持ち前のショット力を発揮できなかった。異例の6月開催。湿度の影響で、氷上には霜が付着する難しいアイスコンディションでの戦いだったが、「どのチームも同じ条件。その中でうまく読み切れなかった私たちの実力不足だったと思う」と言い訳にはしなかった。

3月末にサード吉田知那美が退団し、世界選手権から小穴桃里を加えた新体制で臨んだ初の日本選手権だった。韓国合宿などで連係を深めてきたものの、「アイスリーディングもそうだが、一人一人の投げの癖が顕著に出てしまい、ショットやポジションにつなげられなかった」と分析した。

一方で、新加入の小穴については「桃里ちゃんが入ってくれたから今のチームは成り立っている」と強調。「今回の負け方をしてしまったのは私の責任。私自身が他のメンバーを生かすショットを作れなかったし、自分の投げも安定していなかった。少し自信も失っていた」と責任を背負った。

今大会から、30年フランス・アルプス地域で行われる五輪の選考がスタート。初戦でつまずく形となったが、「チームメイキングの部分と、自分のメンタル面をもう一度見直したい」と司令塔。再出発を図る。【勝部晃多】

【カーリング】崖っぷちロコ・ソラーレ4-9で敗れ、無念の1次リーグ敗退/詳細