スピードスケートで夏冬通じて日本女子最多となる通算10個の五輪メダルを獲得した高木美帆さん(32)が1日、都内で上月スポーツ賞表彰式に出席した。

スーツ姿で登壇。受賞者による壇上あいさつでは「本日は名誉ある賞を受賞できてとても光栄に思います。受賞した選手を代表して、あらためて御礼申し上げます。3月に現役を引退しましたが、1人ではここまで来ることができなかったとあらためて感じています。ひとえに皆さまの支えがあったからこその結果であり、このように賞をいただくことができたと受け止めています」と感謝を述べた。

さらに競技支援の大切さや将来についても言及。「お金がたくさんあれば強くなれるわけではないけれど、強くなるために突き詰めれば突き詰めるほどお金が必要になることを学びました。必要な時に必要なタイミングで、このような支援やサポートを受けられたのは本当にありがたかったと強く感じています。私は今後、指導者になる予定はないですが、スポーツを通じて学んだ経験や知識を社会に貢献できる形で活動をしていければ」と思いを込めた。

式典には、他競技のトップアスリートや将来有望な選手たちが参加。「日本を背負って戦う選手たちの未来が、明るく輝くことを心から願っています」と望んだ。

高木さんは7月28日にスピードスケート選手初となる国民栄誉賞を受賞。スポーツ界での授与は14例目となった。

この日は上月財団から表彰金として600万円が送られた。