男子テニスの錦織圭(36)を支援してきたユニクロを展開するファーストリテイリング取締役兼グループ上席執行役員の柳井康治氏(49)が11日、東京・有明コロシアムで行われた錦織の引退会見であいさつし、初対面の思い出を語った。
出会いは2010年ごろ、パリの日本食レストランだった。父の柳井正会長兼社長も同席した食事で、錦織は「僕、小食なんで」とあまり食べなかったという。すると正氏から「君、世界で戦うんだろう。もっといっぱい食べなさい」と声をかけられたというエピソードを明かし、「昨日のことのように思い出します」と懐かしんだ。
当時の錦織には、まだあどけなさが残り、好青年という印象を持ったという。その後、15年以上にわたりユニクロの顔として活躍。日本から世界へ挑む姿は、同社の歩みとも重なったといい「素晴らしい緊張感の中でも最高のパフォーマンスをされるところが、僕らも大好きなところ」とたたえた。
コート外で見せるリラックスした姿にも、周囲は和まされてきた。「ファミリーの一員」という関係を築いてきた歩みを振り返り、「現役を引退されても、みんなを喜ばせる選手でいていただきたい」と期待を寄せていた。


