GT300クラスは、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/木村偉織組がドライバーズチャンピオンに輝いた。

ドライバーズポイント首位で最終戦を迎えたが、決勝は17番手からのスタートだった。先にステアリングを握った木村は、ひたひたと順位を上げていった。17周を終えて、オリベイラにドライバー交代。タイヤ交換は行わず、わずか19秒ほどで脱兎のごとくピットを後にする。

ライバルとの位置関係でシリーズチャンピオンの可能性は目まぐるしく変わる中、オリベイラは4位でゴールし、年間王者の座をたぐりよせた。

4年ぶりのチャンピオンに輝いたオリベイラは「言葉にならない。チームのみんなに感謝しています。スーパーGTは世界最高のレースの1つ。強いチームで、強いチームメイトに恵まれ、本当に感謝しています。ドウモ、アリガトウゴザイマス!」と喜びを語った。

初タイトルを獲得した木村は「何をしゃべろうかなってくらい実感がないです。1年間、チームの皆さんと、JP(オリベイラ)。タイヤメーカーさんに助けられた」と感謝しつつ「オートポリス戦後の期間は、地に足ついてる感じがしなくて、ずっとふわふわしちゃっていた。土曜日に、自分の人生でしたことのないミスをしちゃって…。チームに迷惑をかけた。予選もペースがなく、本当に苦しい週末でした」と吐露した。

近藤真彦監督も「本当にしんどかったです。本当に苦しかった。今朝起きても、きついな…と思っていた。昨日は珍しく2人がちょっとずつミスしたんで、さすがに怒った」と苦しみを明かした。だが「2人の苦しさもすごく分かっていた。この、本当に速い両ドライバー、気の強い両ドライバー、もう本当に難しい。でも、速いドライバーって、こういうことなんですね!」とチームマネジメントの難しさに触れながらも、ドライバー2人の強さをたたえていた。