国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ新会長は11日、ブエノスアイレスで一部メディアの取材に応じ、2020年東京五輪で野球・ソフトボールが復帰できる可能性について「五輪の実施競技選定は複雑な問題。ジグソーパズルのように組み立てないと駄目で一つを交代すると全体の調和を乱すリスクがある」と慎重な姿勢を示した。

 バッハ会長は五輪の実施競技選定について現在の上限28競技にこだわらずに改革を進める考えを示しており「来年か再来年に提案できるよう努力したい」とも述べた。

 五輪開催都市の選定手順については「もう少し時間をかけて慎重にやっていい。新しい考え方も取り入れたい」とし、招致期間を含めて見直しを進める考えを示した。