<全国高校バスケット選抜優勝大会:桜花学園74-70聖カタリナ女>◇第5日◇27日◇女子準決勝◇東京体育館

 女子決勝は桜花学園(愛知)-昭和学院(千葉)の高校総体決勝の再現に決まった。準決勝で桜花学園は聖カタリナ女(愛媛)に、昭和学院は60-39で安城学園(愛知)に勝って再戦に駒を進めた。8月の総体では桜花学園が勝利しており、昭和学院は雪辱を狙う。

 桜花学園は3年連続24度目の決勝進出を決めた。55-55で迎えた最終第4Qはシーソーゲーム。馬瓜ステファニー(1年)がゴール下で粘ってシュートを決めると、エース加藤優希(3年)のゴールも決まってリードを奪った。そして馬瓜が相手反則を3度誘い、フリースローのチャンスを得ると、6投中4本を成功させ、これが決勝点となった。「最初の方は自分が逃げていたので、最後はゴールに突っ込んでいった。フリースローはガチガチ。緊張で手が震えた」と馬瓜は苦笑い。井上真一コーチは「馬瓜は左肘の靱帯(じんたい)を伸ばして、(練習で)走っていないので、ハーハーしていたが、今日はよく頑張った」と評価した。