アルゼンチン(世界ランク10位)がサモア(同11位)を振り切り、今大会初勝利を挙げた。
上位2チームの決勝トナーメント進出へ、2連勝のイングランド(同6位)が頭一つ抜けるD組は、アルゼンチン、サモア、日本(同14位)が1勝1敗で2位を争う構図となっている。
アルゼンチンは開始早々の相手のシンビン(10分間の一時退場)による数的優位を生かし、前半9分に右へ大きく展開してWTBエミリアノ・ボフェリが先制トライ。雨でノックオンなどのミスが多発する中、ボフェリの1トライ1ゴール2PGで13-3とリードし、前半を折り返した。
後半に入っても、相手陣まで攻め入りながら、好機を逃す展開が続いた。それでも14分にボフェリのPGで16-3。後半35分にラックサイドを突かれてトライとゴールを許したが、40分に途中出場のニコラス・サンチェスが約50メートルのPGを決めて、7点差以内で敗戦した場合のサモアの勝ち点1を消した。
日本は28日(日本時間29日)にトゥールーズでサモア、10月8日にナントでアルゼンチンとぶつかる。フィジカル自慢の両国を相手にし、負けられない戦いとなる。
◆D組順位
〈1〉イングランド 勝ち点9(2勝、得失点差+39)
〈2〉サモア 勝ち点5(1勝1敗、得失点差+24)
〈3〉日本 勝ち点5(1勝1敗、得失点差+8)
〈4〉アルゼンチン 勝ち点4(1勝1敗、得失点差-8)
〈5〉チリ 勝ち点0(2敗、得失点差-63)