W杯最多タイの3度の優勝を誇るB組2位南アフリカ(世界ランク1位)が、D組1位イングランド(同5位)を大逆転で下した。19年日本大会の決勝で対決した両チーム。その時も南アが勝利し、これで2大会連続での決勝進出となった。今大会の決勝戦の相手は、A組2位のニュージーランド代表「オールブラックス」(世界ランク2位)。互いに単独最多4度目の優勝をかけて、28日(日本時間29日)に激突する。

最後の最後だった。80分の内、78分まで負けていた。13-15と2点を追う後半38分。相手の反則で得たペナルティーゴールを決め、何とか1点差で逃げ切った。前半はイングランドが12-6で折り返した。雨が降りしきる中、イングランドのキックによる攻撃に、南アは手を焼いた。後半13分には、イングランドのオーウェン・ファレル主将のドロップゴールでさらに勢いづけた。それでも、南アはあきらめていなかった。同29分に右サイドを突破し、両チーム合わせて初トライに成功。直後のコンバージョンキックも決め、相手にプレッシャーを与えた。

結果的に両チームでトライは、その1本のみ。イングランドの徹底したキックによる展開に、耐え忍んだ世界ランク1位がファイナルに駒を進めた。