大相撲の技量審査場所(5月8日初日、東京・両国国技館)に向けた横綱審議委員会の稽古総見が29日、東京・両国国技館で行われた。00年以来、一般に無料開放してきたが、入場者は過去最少の1708人で、前年の3分の1以下だった。放駒理事長(元大関魁傑)は「いつもより少ないかな。いろいろ原因あるから…」と話した。
八百長問題の再発防止策などが十分でないとして、本場所でない「技量審査場所」という事情も、すっきりしない。横審の沢村委員も「全体的に熱気なく、さびしかった。お客さんも少ないし。技量審査と銘打ったから、力士ももうひとつ力は入らないんじゃない」と分析した。
横審の鶴田委員長は、相撲協会が文科省の意向を考慮した事情を踏まえて「文科省の弱い者いじめだよ」とぼやいた。幸いにもこの日、無料開放する技量審査場所の入場券の先着受け付けが始まり、即日で6万枚がさばけた。これ以上のファン離れを防ぐには、場所中の土俵を盛り上げるしかない。【佐々木一郎】

