膵臓(すいぞう)炎などの影響で九州場所4日目(先月13日)から入院していた伊勢ケ浜親方(53=元横綱旭富士)が7日、福岡県内の病院を退院し、都内の伊勢ケ浜部屋に戻った。飛行機などの移動もあり、羽田空港内で嘔吐(おうと)するなど、今後も安静が必要。同親方は「ご心配おかけしました。(体調は)大丈夫です」と話すも、顔色は青白かった。

 九州場所は弟子の横綱日馬富士が「親方のためにも」と奮闘して、5場所ぶり6度目の優勝。「よくやってくれました。ホッとしました」と喜びの表情も見せた。今後は都内の病院に通院しながら、静養する。貴乃花親方(元横綱)が代理を務めていた審判部長は、初場所(来年1月12日初日、両国国技館)までの回復具合を見て判断する。