奈良産業大(奈良県三郷町)硬式野球部員の名前を使った療養費詐欺事件で、県警は26日までに療養費約57万円をだまし取ったとして詐欺容疑で元監督新田泰士容疑者(51=詐欺罪などで起訴)ら2人を追送検した。

 また同日、名義を貸したとして、詐欺と柔道整復師法違反の容疑で柔道整復師2人を書類送検、一連の捜査を終結した。

 県警によると、総額約3880万円の被害を裏付け、うち約100万円分を立件した。新田容疑者は「整骨院はもうかると聞き、部員がけがをするので患者も多くなると見込んだが、あまり来なかったため不正請求した」と供述している。

 新田容疑者らの追送検容疑は2007年3月~08年7月、共謀して施術していないのに療養費を不正に請求し、受給した疑い。

 柔道整復師2人の書類送検容疑は、新田容疑者らと共謀し、07年3月~08年1月に計約46万円、08年2月~6月に計約54万円を不正に請求し、受給した疑い。また整骨院の開設などの際に名義を貸し、06年10月と08年2月に奈良県知事に虚偽の届け出をした疑い。(共同)