今秋のドラフトの目玉、新日本石油ENEOSの田沢純一投手(21=横浜商大高)が9日、ジャイアンツ球場で巨人2軍相手に先発し、勝利投手となった。8回134球を投げ、12安打を浴びながら、4失点に抑えた。最速145キロの速球に、スライダー、フォークも交え6三振を奪った。今季は抑え役から先発に転向する。田沢は「フォークが決まったのはよかった」と振り返った。ネット裏では巨人、横浜、オリックス、ソフトバンクのスカウトが見守った。横浜宮本チーフスカウトは「8回に145キロが出た。スタミナがあることが分かったのが収穫」と話した。今季の初公式戦は18日からの社会人東京大会となる。