<東都大学野球:中大3-1国学院大>◇第1週初日◇7日◇神宮
元巨人投手の高橋善正監督(64)率いる中大が、04年秋以来9季ぶりの優勝へ白星発進を決めた。エース右腕沢村拓一投手(3年=佐野日大)が1安打1失点(自責0)完投。最速151キロをマークして11三振を奪った。6回には4番井上晴哉内野手(2年=崇徳)が決勝2ランを放ち、3季ぶりに1部復帰した国学院大を3-1で破った。
「完全試合男」の愛弟子沢村が、初戦からエンジン全開だ。自己最速に1キロと迫る151キロで1安打11奪三振。184センチ、90キロの巨体から力量感たっぷりの直球を投げ込んだ。唯一の失点は味方3失策が絡んだもの。大学日本代表候補にも入り、早大・斎藤らがそろう来年の「ハンカチ世代」ドラフト1位候補だ。
ほぼ完ぺきな内容だが、高橋監督は「あー疲れた。怒鳴り過ぎちゃったよ」とぼやいて迎えた。問題は8回2死から9番打者に四球を出した場面。2点差で本塁打が出れば同点、1番に回ったことで、9回は4番まで打順が回る。叱咤(しった)激励を受けた沢村は「自分は真ん中でもストライクを先行させなくちゃいけない。今日は20点」と3四球を素直に反省した。
スタンドでは高橋監督の現役時代の盟友、堀内前巨人監督が見守った。同監督は中大が125周年を迎える来年に日本一と公言してきたが、前倒しになる可能性は十分だ。




