東京6大学野球リーグ通算20勝に王手をかけた早大・斎藤佑樹投手(3年=早実)が、「巨くん」を刺激にして仕切り直しの法大戦に挑む。先発予定だった25日は雨天順延になり、室内練習場で約3時間の練習を行った。「ベストな状態。2日間で決めたい」と連勝を狙う。通常の中止時と同じく、キャッチボール、ショートダッシュでスライド先発に備えた。

 昨春のセンバツV右腕、亜大・東浜巨(なお)投手(1年=沖縄尚学)が21日のデビュー戦(中大戦)で自己最速150キロをマーク。面識はないが、今春オープン戦で1度対戦している。「すごいですよね」と神宮のニューヒーローに興味津々だ。

 自身は早実3年夏の149キロが最速。「1球でも出せば150キロ右腕って言われるし、早く出したいですね」と笑う。神宮のスピードガンは、低めのボールに速い数値が出やすいことはリサーチ済み。V候補対決となる法大戦に、20勝と大台超えのW目標を掲げた。