<東都大学野球>◇第7週2日目◇20日◇神宮

 国学院大が3-1で青学大に雪辱し、5位を確定した。先発した村松伸哉投手(3年=光星学院)が6回を3安打の1失点で今季初勝利を挙げ、07年秋以来のリーグ戦6勝目とした。中大も立正大に10-4で雪辱した。21日の3回戦で国学院大が負け、立正大が勝っても、勝率で国学院大が上回る。最下位となった立正大は、6月6日からの入れ替え戦で2部1位の専大と対戦する。

 国学院大のエース村松が今季初勝利に涙を流した。「こんな負けてばかりの投手を使ってくれたんで、恩返しがしたかった」。開幕投手になりながら勝利に縁がなかった。この日は球速を抑えた投球で5回2死まで無安打。2年前、150キロ速球を武器に5勝した右腕には、その07年秋以来の白星だった。竹田利秋監督(68)は「1つ勝つのがこんなに難しいとは。村松がよく投げてくれました」と話し、久びさの笑みを見せた。