<東都大学野球:青学大7-2国学院大>◇第7週最終日◇21日◇神宮

 青学大が国学院大を破り、勝ち点を4として2位を決めた。1番の篠塚宜政(よしまさ)遊撃手(2年=桐蔭学園)は4打数3安打で打率を3割7分3厘に上げ、首位打者争いに加わってきた。

 初めて1番を任された篠塚が大暴れした。2回の内野安打に始まり、二塁打、三塁打の3安打。3割7分3厘としてリーグ3位に浮上した。前日、父である巨人篠塚和典打撃コーチ(51)から「明日は最後の試合、打てる球を待って悔いのないように」と電話で激励を受けた。篠塚は「ムダな力を抜くイメージで打ったら、野手の間を抜ける打球が出てきた。コツをつかんだ感じ」と今季を振り返った。父の現役時代のビデオを繰り返し見た成果もあった。現在トップは4割の亜大・中田亮二内野手(4年=明徳義塾)、2位が加島健志郎外野手(3年=新田)。次週の東洋大戦の結果では篠塚が浮上する可能性もある。篠塚は「打たないでほしい?

 それはあります」と言って引き揚げた。