<明治神宮大会:佛教大2-0九産大>◇16日◇大学の部準々決勝◇神宮

 大学の部は、「ハンカチ世代」のドラフト上位候補、佛教大(関西5連盟)の左腕、大野雄大投手(3年=京都外大西)が最速151キロで2安打完封、九産大(九州3連盟)を破り、4強進出を決めた。

 6回2死まで無安打投球を続けた大野が、2安打完封で九州王者を手玉に取った。自慢のストレートで押した。相手4番の百崎に対しては「変化球にタイミングが合っていないと思ったので」とスライダーを軸に攻めたが、全101球中変化球はわずか10球。ヤクルトのスピードガンで自己最速タイの151キロ、球場表示でも最速148キロをたたき出した。「序盤の球の走りを見て、今日はまっすぐで押せると思った」という会心の投球だった。

 巨人大森スカウトは「今大会No.1。このままいけば、まちがいなく来年のドラフト1位」と称賛した。阪神ファンの祖父友三郎さんの影響で大野自身も阪神ファンだが、この日の好投で阪神スカウトの心もつかんだ。菊地東日本統括スカウトは「まっすぐを見ても、これだけ投げられる大学生はなかなかいない。伸びしろもあるし」と話した。

 関西の注目選手から全国のスター候補へ。「斎藤佑樹世代」が迎える来秋ドラフトでも屈指の存在に浮上してきた。